化粧品の配合成分についてvol.4
第四回は、化粧品に配合される『新成分』についてお話したいと思います。
新しい成分は、はたして安全でしょうか?
流通しているものなのだから、安全性は確認されている、危険なはずがない…
そう思っていらっしゃる方も居られるかもしれません。
しかし、実際には『白斑病』のように、
被害がでてから危険性がわかるケースもあります。
なぜ、このようなことになってしまうのでしょうか?
いまは影響がでなくても、数年・数十年使い続けると影響がある…
という成分もあるかもしれません。
その成分だけなら害がなくても、他の成分とあわせると
害をもたらす成分もあるかもしれません。
ですから、新成分を配合する時には
メーカー側は慎重過ぎるほど慎重に、時間や研究費をかけて
安全性を確認しなければなりません。
しかし、多くのメーカーは、新成分をみつけたら
一日もはやく特許をとって商品化しようとします。
それは、他社よりもすこしでも優位に販売をしたいという競争意識からで
残念なことですが、お客様のためではありません。
自社の利益のためです。
ですから、充分に安全性が検証されないまま配合されてしまう成分も多いのです。
現在、化粧品全般に配合が認められている成分は7000種類以上。
しかし、このうちの4000以上の成分は安全性のテストが不完全だそうです。
近年ではナノ化(使い心地をよくしたり肌への浸透を上げために成分を極小化すること)
成分配合の化粧品も増えてきましたが
ナノ化成分は動物実験において安全性が疑われる結果が
相次いで報告されているそうです。
新しい成分を謳い文句にして宣伝している商品に関しては、
すこし気をつけたほうが良いかもしれませんね。
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